かみしめ、くいしばりを防ぐために
2014年08月01日
日常生活の中で、上下の歯を噛みしめていないか自分で注意してみてください。歯の噛みしめやくいしばりは歯や顎に非常に大きな負担をかけます。
- 1本来、人間の上下の歯が接触するのは、物を噛むときと飲み込むときだけだということを覚えて
おいてください。 - 2もし頻繁に噛みしめやくいしばり、歯ぎしり等をしていると、あなたの歯は磨耗し続け、あちこちに
しみる痛みが出たり、ヒビ割れが
進んで、ときには歯が壊れてしまうことさえあります。
お口の周りの筋肉や関節が破壊され続け、なかなか治らないという結果になることもあります。 - 3このような癖がありましたら、ただちにやめるように注意してください。一般的には、自覚がない場合が多いので、この機会に次のような症状がないか意識してみて
ください。
- 片側の上下の歯が何かの折にしみることがある
- 奥歯で噛むと瞬間的にピリッと痛いことがある
- 歯の横の面が削れていて、歯が細くなったような気がする
- 朝起きたときに首筋や肩にコリを感じることがある
- 仕事などに夢中になっているとき、ふと気づくとしっかり噛みしめていたり、
舌を上あごに吸いつけていたりすることがある - 顎が開かなくなったり、開けるときに痛みを感じた経験がある
- 下顎の骨がごつごつしている
- 頬のまわりの筋肉が固くて、いつも緊張している気がする
- 4噛みしめや歯ぎしりの習慣をやめるもっとも効果的な方法は、唇を閉じて歯を離す感覚を覚える
ことです。
『唇を閉じて、上下の歯を離し、顔の筋肉の力を抜く』ことを意識してみて
ください。
このことを一日に何度も練習してください。 - 5この簡単な方法で、顎の関節とお口のまわりの筋肉は非常にリラックスし、緊張やこわばりから
開放されます。また知覚過敏が軽減し、歯の寿命も格段に伸びるということが報告されています。